まつき歯科クリニックの治療方針

科学的根拠に基づいた医療(Evidence-Based Medicine (EBM))

当たり前のことですが、物事には原因と結果があります。
それは病気であっても例外ではなく、その病気を引き起こす理由が必ずあります。
ただ、人間の体はとても複雑で、原因を説明できうることがそれ程多くないというのが現実です。
しかしながら、近年の目覚ましい医療の発達によって、特定の病気の理由が少しずつ解明されてきています。
歯科においても、今までは原因がわからずただ経験則に従って行っていた治療が、しっかりとした科学的根拠に基づいた(Evidence-Based)治療が行えるようになってきています。
私は、経験則が悪いと言っているのではありません。
経験則には長い臨床治療に基づいた智恵が生かされており、「病気が何故かはわからないけれども治る」のです。
「当たらずとも遠からず」なのです。
しかしそこには無駄も多く、最善の治療とは言い難いとは思います。
科学的根拠が得られているものに関しては、積極的に最新の治療を行っていくという考えです。

説明と同意(Informed Consent (IC))

「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味します。
治療の内容についてよく説明を受け理解した上で (informed) 、方針に合意する (consent) ことですが、双方の意見の一致・コンセンサスが大事になります。
治療が長期にわたると、細かい点で方針が変わることもあります。
お互いが納得いくまで話し合うという考えです。

スタンダードプリコーション(Standard Precautions)

医療施設などで患者さんと医療従事者を感染から守るためにはどうすればいいのか、その考え方を示したものです。
CDCという米国の政府機関である疾病防疫センターによって1996年に発表され、標準予防策ともいわれています。
具体的には、「感染している人も感染していない人も、すべての人の血液や体液、汗を除いた便・尿・痰・つばなどの排泄物は、感染の危険性があるものとして感染対策をしよう」という考え方です。
当院ではこの考えに則って消毒・滅菌を行ない、患者さんごとに使用しています。
感染を広げないという考えです。

以上の様な方針の下治療を行ったとしても、歯科医の治療だけで治るというほど人体は単純なものではありません。
患者さんの「治したい」という意志がもっとも大切なのです。
医療はその意志をサポートするものでしかありません。
お互いの信頼関係を築き、協力し合いながら、安心安全な治療で、最良の結果が得られるよう当院は努力して参ります。